2018.10.21 Sunday
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上の写真の部屋の壁に使われているレンガはどこかで解体された建物のレンガを再利用したもの。レンガの再利用はロンドンでは普通に行われているので、そんなところがいいなと思う。できたものと対面した時初めましてという気持ちにならない感じが、とてもいい。
廊下の壁の色は濃いグレーで(今ロンドンでは流行っているようだ)、そんなチョイスにアドバイスを求められてもなんのコメントもできなかった。3Dでレンダリングしたり、サンプルを見たり、どんな風になるんだろうとクライアントと一緒に考えて、密かにできあがりを楽しみにしていた廊下は、真鍮が効いたユニークな空間になった。
こちらはロンドン的雪見窓のあるお風呂。中庭に置かれた植栽はクライアントの出身のエリアで育つ特別なシダ。ガラスにはフィルムが貼られていて、スイッチを入れると曇りガラスになる。中庭は三方に窓があり、違う角度と違う高さから楽しめる。シダが大きくなったらまた雰囲気が変わるんだろうな。
近くにある公園を中心とした保存地区内にあるこの敷地は外装の素材や新しく作る建物の高さや大きさに細かい制限がある。最大限のボリュームをとったシンプルな形だけれど、クライアントのこだわりが詰まったガーデンスタジオは夏の空と元気な緑とよくなじんで、私はとても気に入っている。
ロンドン3年目が始まる夏に、一仕事done!!